きつねつり
狐釣り
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 文化年間の丹沢に丹平という狐釣りの名人がおり、人に憑いた狐まで難なく取り除いたという。
- 細部
- 文化の頃、相模の丹沢に丹平と呼ばれる男がいて、狐を釣り上げる技にかけては並ぶ者がいなかったと伝えられる。腕前は野の狐を捕らえるだけにとどまらず、人に取り憑いた狐でさえたやすく引き剥がしてしまうといわれた。憑き物を落とす役を、僧や行者ではなく狐を獲る技をもつ在地の名人が担っている点が興味深く、狐を捕る技術と憑依を祓う力が地続きのものとして理解されていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1983年刊『続日本随筆大成別巻』所収、塵哉翁『巷街贅説』に記録がある。
- 地域
- 神奈川県厚木市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ