きつねもち
狐持ち
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 松江市八雲町では狐持ちと呼ばれる家系があるとされ、その家の山や田畑を買うことや縁組が避けられていたという。
- 細部
- 松江市八雲町には、狐持ちと呼ばれる家筋にまつわる言い伝えが残る。かつては狐持ちとされる家が所有する山や、寺の田畑を買い取ることは良くないこととされていた。狐持ちの家は札とうさんとも呼ばれ、その家が持つ田んぼでは夜になると狐が水の番をしているのだとも語られている。縁組を決める際には、双方の家筋を調べる筋見という慣わしがあり、狐持ちのほか、蛇体持ち、クサナワ持ちとされる家系は縁談の相手として避けられていたという。狐持ちの家についてはむやみに口にしてはいけないものとされ、話題にすること自体が慎まれていた。
- 広まり方
- 1992年に國學院大學民俗学研究会がまとめた『民俗採訪』に、八束郡八雲村岩坂地区での聞き取りとして複数の項目が記録されている。
- 地域
- 島根県松江市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ