きしん
鬼神
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 発狂した淀屋喜兵衛が江戸の火事を言い当てたことがあり、人々は鬼神が取り憑いたのではと驚いたという。
- 細部
- 淀屋喜兵衛という人物はある時から心を病み、発狂してしまった。ところがその喜兵衛が「江戸のどこそこで火事があった」と口にしたことがあり、のちにその通りの火事があったと知らせる書状が届いたという。正気を失っているはずの人間がなぜそのようなことを知り得たのか、人々は鬼神でも取り憑いたのだろうかと驚き合った。心を無にして発狂した状態になると、かえってこうした霊的な感応が起こるものなのかもしれないと語られている。
- 広まり方
- 1980年刊『続日本随筆大成』所収、橘南谿『黄華堂医話』に記録がある。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ