きそまちのおんたけをふじにならべるきじん
木曽町の御嶽を富士に並べる鬼神
国内
場所・異界
- どんな話か
- 一夜で御嶽を富士と並ばせようとした鬼神が、鶏の声に驚いて土を捨てた由来話。
- 細部
- むかし鬼神が、一晩のうちに御嶽を富士山と同じ高さにしてやろうと考え、天秤棒に簀をかけて土を担ぎ運んだという。あと少しで目当ての高さに届くというところで鶏が時を告げたため、鬼神は天秤棒を放り出して逃げ去った。落ちた片側の簀から出た土が積もり、一簀山になったと語られる。夜明けの合図によって工事が中断し、その残骸が山や塚として残るという、各地に見られる一夜造りの型を踏んでいる。
- 広まり方
- 1927年の『民族』所収、吉田静江による信州木曾の例に記録がある。
- 地域
- 長野県木曽町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ