むすめにつれられていたったまぼろしのごてん
娘に連れられて至った幻の御殿
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 美しい娘に案内された息子は御殿でもてなしを受けるが、朝になるとすべてが正体不明の幻だったと知る。
- 細部
- 八王子市の昔話では、用を足して帰る途中の息子が、家まで送ってほしいと頼む美しい娘に出会う。娘と歩き続けるうち、二人は立派な御殿へ入り、酒や肴を振る舞われ、錦の布団に寝かされた。ところが翌朝、御殿は跡形もなく、寝床は腐りかけたむしろに変わっていた。飲み水も何の水か分からず、肴と思って食べたものは蛙やトカゲだったと分かる。この話は新井ヤエの昔話を収めた『昔話―研究と資料―』(1981年、穴沢紘子・今越祐子・増田昭子)に記録されている。
- 広まり方
- 昔話―研究と資料―(1981年)所収の「新井ヤエ媼の昔話」(穴沢紘子・今越祐子・増田昭子)に記録がある。
- 地域
- 東京都八王子市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ