きぬかけいわ
衣かけ岩
国内
場所・異界
- どんな話か
- 竜宮へ通じる岩で、頼めば着物を一式貸してくれたが返さぬ者が出て絶えたという。
- 細部
- 二子持に衣かけ岩と呼ばれる岩がある。その下からは竜宮まで道が続いていると言い伝えられ、着物が入り用なときにここで願うと、翌朝には一式が岩の上にそろえて置かれていた。ところが借りた者の中に約束を破って返さない不届き者が出たため、それきり岩は着物を貸してくれなくなった。膳椀を貸す池や淵の話と同じ筋立てで、異界の好意が人の側の不実によって失われるという結末を共有している。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第12編「口頭伝承」第二章の伝説、物を貸す石の項に収められている。
- 地域
- 長野県王滝村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ