きぬがさのべんてんさま
衣笠の弁天様
国内
場所・異界
- どんな話か
- 菅笠のせいで追っ手に見つかり自害した姫を祀った祠で、笠をかぶらぬ誓いを立てて願うと守られるという。
- 細部
- 大西町の重茂山の城主・岡部十郎には、聡明で美しい姫がいたと伝わる。落城の際、姫は普請の途中だった自分の御殿を目指して逃れたが、かぶっていた菅笠が目印になって追っ手に発見され、その場で自ら命を絶った。後に村人が祠を建てて弁天として祀ったのが衣笠の弁天様である。生涯菅笠をかぶらないと誓って祈願すれば加護が得られるとされ、姫の最期にちなむ誓約が信仰の作法になっている。
- 広まり方
- 1965年刊『あゆみ』所収、河野正文「重茂山の史跡と伝説」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県今治市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ