きねがづか
杵が塚
国内
場所・異界
- どんな話か
- 餅屋の老夫婦の死にまつわる塚で、臼と杵をともに葬り桜を植えたと伝わる。
- 細部
- 上飯田に伝わる塚の由来である。餅を商っていた老人が手元を狂わせ、臼の中にいた妻を搗き込んで死なせてしまった。嘆いた老人は妻の亡骸とともに臼と杵を埋め、その上に桜を植えたという。別の語りでは、店に泊まっていた山伏が杵を凶器にして老夫婦を殺め、金を奪って逃げたとされ、気の毒に思った近所の者が二人をそろえて桜の木の下へ葬ったと伝えられる。いずれの筋でも、餅搗きの道具と桜の木が塚の目印として語られている。
- 広まり方
- 1984年の『伊那』所収、山田淳「上飯田の伝説 杵が塚」に記録がある。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ