きもんへむかってとんだくび
鬼門へ向かって飛んだ首
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 柱を短く切った大工を救った妻が、知恵ゆえに斬られ、その首は鬼門の方角へ飛んだ。
- 細部
- ある大工が誤って柱を三本ほど短く切ってしまい、途方に暮れていた。それを見た妻が枡形を継ぎ足せばよいと知恵を出し、そのとおりにしたところ首尾よく納まった。ところが大工は、自分より賢い妻を生かしておくわけにいかないと考え、妻の首を打ち落としてしまう。その首はその場からまっすぐ鬼門の方角へ飛んでいったと伝えられる。建築の儀礼にまつわる話として語られ、家の鬼門を忌む理由を説く由来譚にもなっている。
- 広まり方
- 1977年刊『神奈川県史 各論編5 民俗』の衣食住編、居住の章の建築儀礼の節に記録がある。
- 地域
- 神奈川県相模原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ