きけん
奇験
国内
場所・異界
- どんな話か
- 遠江国見付の南東にある桜が池で、皇円の化身とされる淵の主に供飯が引き込まれるという言い伝え。
- 細部
- 遠江国見付から東南に三里ほど行ったところに桜が池がある。法然の師である皇円がこの淵の底で蛇の身となっているとされ、曲げ物に盛った御供飯を池に浮かべると、見た目には軽いはずのその器がなぜか水中へ引き込まれていくという。皇円の化身が淵の底から供物を招き寄せているのだと語られてきた。実際に器が沈む様子を見た者が語り伝えたことで、この池の奇験は遠く見付の外にまで知られるようになったという。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成第二期』所収、百井塘雨「笈埃随筆」に記されている。
- 地域
- 静岡県御前崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ