きじま
鬼島
国内
場所・異界
- どんな話か
- 柿を求めた旅人にこれを与えなかった報いで、この地の柿は渋柿になったと伝わる地名由来の伝説。
- 細部
- 鬼島という地名にまつわる言い伝えで、ある旅の人物がこの地を訪れて柿の実を所望したとき、土地の者が分け与えるのを拒んだという。すると、そのけちな仕打ちの報いなのか、この地で実る柿はそれ以降すべて渋柿になってしまったと伝えられている。旅人をもてなす心を欠いたために作物の質が変わってしまうという筋立ては、同じ地域に伝わる弘法大師をめぐる伝説の系譜に連なるものとして記録されている。
- 広まり方
- 1986年刊行の『大分県史 民俗篇』所収、若杉昌昭による「弘法大師伝説―自然と高僧との結合―」に記録されている。
- 地域
- 大分県別府市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ