きじのゆ
きじの湯
国内
場所・異界
- どんな話か
- 一羽のきじが日ごと通う泉を人が調べたところ温泉だったという、別所温泉の発見譚。
- 細部
- 毎日のように同じ泉へ足を運ぶきじがいた。その様子を怪しんだ人々が後を追って確かめてみると、そこは湯の湧く場所であった。これが別所温泉の大湯だと伝えられている。獣や鳥のふるまいから湯の在りかを知るという発見の型は各地の温泉に見られるもので、ここでは鳥が案内役を務めている。人の探索ではなく生き物の習性が湯を教えたとする点に、温泉を人智の外からの授かりものと見る感覚が表れている。
- 広まり方
- 1931年の『民俗学』所収、小泉清見「長野県伝説集」に収められている。
- 地域
- 長野県上田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ