きふねみょうじん
貴船明神
国内
場所・異界
- どんな話か
- 藤原伊勢人が貴船明神のお告げで白馬を放ち、馬が留まった場所に観音を祀る鞍馬寺を建てたという起源譚。
- 細部
- 山城国の鞍馬寺は藤原伊勢人という人物が建立したと伝わる。伊勢人は日頃から観音を篤く信仰し、その像を安置するのにふさわしい地を探し求めていた。ある夜、夢の中に白髪の老人が現れ、自分は貴船明神であると名乗り、その場所に観音を祀るよう告げる。目覚めた伊勢人は白馬に鞍を置いて放ち、馬が足を止めた場所に堂を建てることにした。すると馬が留まった地は夢で見た光景とまったく同じで、そこにあった毘沙門天像とともに安置したのが鞍馬寺の始まりだという。
- 広まり方
- 1983年刊『続日本随筆大成別巻』所収、石塚豊芥子『豊芥子日記』に記録がある。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ