あざぶふるかわでみちをたずねてきえたおんな
麻布古川で道を尋ねて消えた女
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 提灯なしで麻布古川を歩いていた男が道を尋ねられた女に返事をせずに去られ、振り返るとその姿が消えていたという話。
- 細部
- 玉置清吉という男が、明かりも持たずに麻布の古川沿いを一人で歩いていた夜のこと。向こうから四十がらみの見慣れぬ美しい女が歩いてきて、すれ違いざまに道を尋ねられたので教えてやった。ところが女は礼の一言も返さずそのまま立ち去っていく。数間ほど歩を進めて振り向くと、女の姿はどこにも見当たらず、代わりにどこからか薄気味悪い笑い声だけが聞こえてきたという。
- 広まり方
- 鼠渓「寐ものがたり」(『続日本随筆大成』1981年)に収録されている。
- 地域
- 東京都港区
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ