けさがけざくら
袈裟掛桜
国内
場所・異界
- どんな話か
- 座禅中に遠くの寺の火事を察知した僧が念力で鎮め、礼に贈られた袈裟が桜に掛かったという。
- 細部
- 玉川寺の裏山には桜清水という清水が湧いており、そのそばに座禅石と呼ばれる石と、一本の桜の木がある。了然坊がその石の上で座禅をしていたとき、石から炎が上がるのを見て、遠く離れた場所にある自分の修行した寺が火事になろうとしていることを察知したという。了然坊は不思議な力でその火を消し止めた。その礼として寺から袈裟が送られてきたが、運んでいた小僧の使いの手から離れて風に飛ばされ、たまたま掛かったのがこの桜だったので、袈裟掛桜と呼ばれるようになったと伝わる。
- 広まり方
- 1943年の『旅と伝説』に掲載された戸川安章の「羽黒山夜話(五)」に記録がある。
- 地域
- 山形県鶴岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ