かたなをさがすかいか
刀を探す怪火
国内
場所・異界
- どんな話か
- 雨の夜に赤い火が行き来する。討たれた足立重信が失った拝領の刀を今も捜しているのだという。
- 細部
- 足立重信は合戦の最中に主君から拝領した刀を取り落とし、それを捜し回っているところへ敵の矢を受けて命を落としたと語られる。以来、雨の降る晩になると赤い光がその辺りを行きつ戻りつするようになった。土地の人はこれを重信の未練が形になったものと受け止め、刀を捜す火と呼びならわしてきた。死に際の執着が場所に結びつき、天候を条件として繰り返し現れる怪火の話である。
- 広まり方
- 1978年の『伊予の民俗』所収、森正史「民俗点描(愛媛県温泉郡重信町)」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県東温市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ