かためのかじか
片目の鰍
国内
場所・異界
- どんな話か
- 片目を射られた鎌倉義政がこの地に身を隠した故事にちなみ、地元の鰍はすべて片目だとされる。
- 細部
- 鎌倉義政という人物が戦いで片目を射られ、すぐさま復讐を果たしたものの、帰る途中でこの地にとどまって身を隠したという故事が伝わっている。この故実にちなんで、この地に棲む鰍は皆いずれも片目であると言い伝えられており、一人の武将の負傷という出来事が、土地の生き物の姿の由来として語り継がれている。一匹の武将にまつわる故実が、土地全体の自然観を形づくった例である。
- 広まり方
- 1954年の『高志路』所収、小林存「片目の鮒の系譜」に記録がある。
- 地域
- 新潟県三条市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ