かしわぎじんじゃ
柏木神社
国内
場所・異界
- どんな話か
- 社前を嫁入り行列が通ると不吉とされ、一方で膳や椀の足りない者には貸してくれたという社。
- 細部
- この神社の前を花嫁の行列が通ることは強く忌まれ、通れば良くないことが起きるといって避けられた。婚礼の道筋が土地の禁忌に縛られていた例である。その一方で神は人に冷たいわけではなく、膳や椀を持ち合わせない百姓が貸してほしいと願い出れば、望んだだけ用立ててくれたという。祟る側面と恵む側面が同じ社に同居しており、寄合や祝言で膳椀を大量に要した村の暮らしが背景にうかがえる。
- 広まり方
- 1990年刊『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承、坂の伝説の項に収められている。
- 地域
- 長野県松本市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ