かさい
火災
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 境界杭をめぐり愛宕の僧の注意を無視した水尾村の人々の家が、張本人の家からの出火で類焼した話。
- 細部
- 右京区で起きたとされる話である。水尾村の者たちが、隣接する愛宕領との境に杭を打ち込んで境界を主張しているのを、愛宕の僧が見とがめて注意した。ところが水尾村側はこれを聞き入れず、僧たちは埒が明かないとみて訴訟に持ち込もうと相談を始めた。すると、その矢先に境界杭を打った張本人の家から火の手が上がり、この一件に同調していた人々の家だけが次々と燃え広がって焼けてしまったという。境界争いに加担した者だけが火の被害を受けたという点が、話の眼目になっている。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成』第二期に収める神谷養勇軒『新著聞集』にみえる話である。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ