かさい
火災
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 文化13年12月、金比羅の町で正体不明の祈祷僧が火災を予言し、金や豆腐を捨てれば逃れられると告げた通り出火した。
- 細部
- 文化十三年の十二月、讃岐国金比羅の町で十三、四軒もの家が焼け落ちる大きな火事が起きた。実はその数日前から、付近には豆腐やこんにゃくが打ち捨てられている光景が見られ、人々は奇妙に思いながらも気に留めずにいた。あとになって尋ねてみると、どこからともなく現れた一人の祈祷僧が、これから火災が起きると予言し、それを逃れたければ金銭や豆腐、こんにゃくを差し出して捨てるようにと告げていたことがわかった。告げられたとおりに火災が現実となったことから、人々のあいだでは不思議なことだと語り継がれている。
- 広まり方
- 『日本随筆大成』第一期1975年刊、菅茶山の随筆「筆のすさび」に記されている。
- 地域
- 香川県琴平町
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ