かんこう
菅公
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 讃岐国司だった菅原道真が城山で雨乞いの祈りを捧げると天が曇って大雨が降り、苦しむ百姓を救ったという話。
- 細部
- 菅公こと菅原道真は、仁和二年の正月十六日から五年にわたって讃岐国司を務めた。在任中のある年、雨がまったく降らず池や川も干上がって田植えもできず、百姓たちは深く苦しんでいた。菅公はこの日照りを自分の不徳のせいだと思い定め、讃岐綾歌郡府中村の城山にこもって身を清めたのち、城山神に祭文を捧げて雨を祈った。すると祈りはたちまち神に通じ、晴れ渡っていた空が急に曇って大雨が降り出し、枯れかけていた作物は息を吹き返して、農民たちは大いに喜んだという。
- 広まり方
- 1935年の『旅と伝説』に収める加藤増夫「讃岐伝説玩具」に記録がある。
- 地域
- 香川県高松市
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ