かんじかんのん
勘次観音
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 森に住みついた他国者・勘次は死後に勘次観音として祀られ、歯痛を鎮める観音として知られるようになった。
- 細部
- かつて狐や狸が出るという薄気味悪い森があり、村人は誰も寄りつこうとしなかった。そこへ他国からやってきた勘次という人物が小屋を建てて住み着いた。彼は酒を好み、子供たちを大変かわいがったため、子供らからよく懐かれ、貧しい人々を助けることもあったという。その一方で、酒に酔うと村人に乱暴を働くこともあり、恐れられてもいた。弘化三年に勘次が亡くなると、村人たちは彼を供養するため勘次観音として祀った。この観音は、いつしか歯の痛みを鎮めてくれる観音として知られるようになり、信仰を集めている。
- 広まり方
- 『民俗静岡』1972年掲載、戸塚孝一郎「石仏巡礼(三)勘次観音」に記録がある。
- 地域
- 静岡県静岡市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ