ちんちんやしきのかねのおと
チンチン屋敷の鐘の音
国内
場所・異界
- どんな話か
- 誤解から殺された六十六部の墓から毎晩鐘の音が響き、村人が手厚く供養したという屋敷跡。
- 細部
- 北埴原のいたちが城に、チンチン屋敷と呼ばれる屋敷跡がある。かつてこの地を訪れた六十六部が、村人の思い違いによって命を奪われた。埋葬したその墓から、毎晩チンチンと鐘を打つような音が聞こえてくるようになる。非業の死を遂げた者の訴えと受け取った村人は、あらためて丁重に供養したという。行脚の巡礼が持つ鉦の音が、そのまま怪異の名となり屋敷の呼び名として残った形である。
- 広まり方
- 1990年刊『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承、屋敷の伝説の項に載る。
- 地域
- 長野県松本市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ