かなわのい
鉄輪井
国内
場所・異界
- どんな話か
- 嫉妬深い女性・鉄輪が丑の刻参りの末に井戸端で亡くなり、鉄輪井と呼ばれるこの井戸を婚礼の行列は避けて通るという。
- 細部
- 鉄輪と呼ばれた女性は深い嫉妬の思いに苦しみ、神に祈願をかけては夜な夜な丑の刻参りを重ねていたが、その気疲れがたたったものか、ある井戸の前でとうとう息絶えてしまったのだという。以来この井戸は彼女の名にちなんで鉄輪井と呼ばれるようになったと伝わる。嫉妬にまつわる不吉な因縁を持つ場所として、婚礼の行列は今なおこの井戸のそばを決して通らないしきたりになっているという。
- 広まり方
- 1933年刊『旅と伝説』所収、今井啓一「各地の婚礼習俗」に記録がある。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ