かみさま
神さま
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 宮に泊まった大工が、生まれた娘との結婚を告げる神々の話し声を聞き、娘を手にかけようとして果たせず、二十年後に結ばれたという話。
- 細部
- 新発田市に伝わるこの話は、ある大工が仕事の途中でお宮に一晩泊まったことから始まる。夜更け、大工は神々が話し合う声を耳にする。それは、ちょうど村で生まれたばかりの娘が、いま宮に泊まっているこの大工と将来結婚することになる、という取り決めであった。結婚が先延ばしになることを嫌った大工は、娘の命を絶とうとするが、どうしても果たすことができない。時は流れ、結局二十年後、大工はその娘と夫婦になったという。生まれる子の運命を産神があらかじめ定めるという、運定め話の系統に連なる伝承である。
- 広まり方
- 1967年の『日本民俗学会報』に載る水沢謙一「運定め話と産神信仰」に記録されている。
- 地域
- 新潟県新発田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ