かみのたすけ
神のたすけ
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 石見国那珂郡浜田に住む少女が使いの道中で狼に遭遇したものの、携えていた徳利が狼の喉もとを塞ぎ、命拾いしたのは神の加護だと伝えられている。
- 細部
- 浜田市に伝わる話では、石見国那珂郡浜田に住んでいた一人の少女が、家の用事でどこかへ向かう道すがら、突然狼に襲いかかられたという。とっさに身を守る術もない中、たまたま手にしていた徳利が狼の口の中に入り込み、喉の奥に引っかかって狼の動きを封じたことで、少女はどうにか命を落とさずに済んだと伝えられている。とっさの出来事でありながら九死に一生を得たこの一件は、目に見えぬ神の助けがあったからだろうと語り継がれてきた。
- 広まり方
- 1976年刊『日本随筆大成』第三期に収められた斎藤彦麻呂の随筆「傍廂」に記された話で、狼除けの徳利にまつわる体験談として伝わっている。
- 地域
- 島根県浜田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ