かみくち
神口
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 盲目のミコサマが死者の霊を自らに憑依させて仏の口を聞く神口の修行で、村人が亡き親族の声を求め訪れたという。
- 細部
- 阿賀野市の駒林には、盲目のミコサマと呼ばれる女性がいた。20歳のとき師匠のミコサマに弟子入りし、亡くなった人の死霊を自分の身にのりうつらせて言葉を伝える神口の修行を積んだという。大人であれば死後49日、子どもであれば35日が過ぎてから口寄せを行うのが決まりだった。夫に先立たれた駒林のある老女は、白衣をまとったミコサマがオハライをして神オロシにかかり、亡き夫の言葉を伝えてもらったが、村の鎮守様が現れるとそれ以上は何も分からなくなったという。この老女は、母親が亡くなったときにも同じように口寄せを頼んでいる。
- 広まり方
- 1982年の『新潟県史 資料編22 民俗1』所収、水沢謙一「第5編 5 第2節 1人間霊」に記録がある。
- 地域
- 新潟県阿賀野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ