かめこうばかとぐそーのかい
亀甲墓と後生の怪
国内
場所・異界
- どんな話か
- 中国南部由来とされる、亀の甲羅の形をした沖縄独特の墓。母の胎内を象徴するといわれる形状を持ち、「夜になると入口の扉が開く」という言い伝えが古くから残る。
- 細部
- 亀甲墓は中国南部の墓の様式が伝わり、沖縄独自の墓制と融合して17世紀後半以降に広まったとされ、現存する最古級の例としてしばしば1686年造営の護佐丸の墓が挙げられる。亀甲形の屋根は誕生以前の母胎内の闇を象徴するという説があり、死後七代を経て祖先が神になるという「後生(グソー)」観と結びついている。「夜になると入口の戸が開く」という言い伝えが古くからあるが、確かな目撃例はないとされる。太平洋戦争中は外見がトーチカに似ていたため、米軍から攻撃対象に誤認された例もあった。
- 広まり方
- 現在も沖縄各地に現存し、清明祭(シーミー)など先祖供養行事の場として使われる一方、怪異譚としても語り継がれている。
- 地域
- 沖縄県全域
- 年代
- 琉球王国時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ