かくれさと
隠れさと
国内
場所・異界
- どんな話か
- 谷底へ落ちた猟師が、滅ぼされた小笠原一族の籠もる里に迷い込み、命からがら逃げ帰ったという。
- 細部
- 松本領の猟師が山中で足を踏み外し、谷の底へ落ちた。たどり着いた先は思いがけない集落で、そこに暮らしていたのは武田信玄に滅ぼされた小笠原長時の一族だったという。外の世界に存在を知られれば殺されるという掟があると聞かされ、猟師は隙をみて逃げ出し、命からがら帰り着いた。落人が人知れず生き延びているという隠れ里の型に、実在の武将の名が結び付けられている。随筆に採られた話である。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成第二期』所収、著者未詳の『梅翁随筆』に載る。
- 地域
- 長野県松本市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ