かじけしのほうりき
火事消しの法力
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 中江藤樹が石へ水を注ぐわけを問われ、遠い異国の火事を消しているのだと答えたという言い伝え。
- 細部
- 中江藤樹がひとつの石にせっせと水をかけていた。何をしているのかと周囲の者が怪しんで尋ねたところ、いま唐で起きている火事を消しているのだという答えが返ってきた。伝え手によっては、消していたのはアメリカの火事だったとも語られる。目の前の小さな石へ水をそそぐ動作が、はるか遠方の災いを鎮める行為として説かれており、土地の学者を並外れた力の持ち主として記憶する語りになっている。
- 広まり方
- 1935年の『旅と伝説』に載る大阪民俗談話会記録に収められている。
- 地域
- 滋賀県高島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ