おおずのやまごやをおびやかすかいおん
大洲の山小屋を脅かす怪音
国内
場所・異界
- どんな話か
- 山の堂や小屋で一夜を過ごす者が、正体の分からない不気味な音に脅かされたという話。
- 細部
- 山の御通夜堂で行に入っていたオヤマさんは、奥のほうからシューッという音がするのを聞いた。堂へ何かがぶつかってくるのではないかと思われ、その晩は髪が一本ずつ逆立つほど恐ろしかったという。一週間籠るはずの予定を切り上げ、二晩で山を下りてしまった。また別の者は、山中に人夫小屋を建てて一人で夜を明かしたとき、向かいの山から何かを喰いちぎるような音や、物がつぶれるような音が響いてくるのを聞いている。姿は現れず、音だけが山を渡ってくる形の怪異である。
- 広まり方
- 1986年の『民俗採訪』所収、国学院大学民俗学研究会による愛媛県喜多郡河辺村の報告に記録がある。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ