おおずのぼちをはねるかいか
大洲の墓地を跳ねる怪火
国内
場所・異界
- どんな話か
- 八幡山の麓の墓地に三年続けて夏の夜だけ現れ、墓石の間を跳ねては消えた不思議な火。
- 細部
- 川口八幡山のふもとにある墓地では、大正十四年の初夏を皮切りに三年にわたって火が出た。現れるのは夏のあいだの毎晩、九時か十時ごろで、道のない場所をふわりふわりと漂い、途中でふっと消えることもあれば、墓石のあいだを跳ね回ることもあった。常に宙へ浮かんでいるとは限らず、膨らんだり縮んだりを繰り返しつつ、決まって同じ方角へ流れていく。そうした動き方から、当時よく言われた燐火では説明がつかないと受け止められていた。
- 広まり方
- 1932年の『旅と伝説』に載る横田伝松の伊予の蔵川珍談に記録がある。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 大正
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ