かえるのこえをとめるわか
蛙の声をとめる和歌
国内
場所・異界
- どんな話か
- 隠岐に流された後鳥羽院が池のほとりで蛙の声を鎮める和歌を詠み、以来その池では蛙が鳴かず風も松を鳴らさないという。
- 細部
- 海士町の勝田の池にまつわる話。隠岐へ流された後鳥羽院がこの池のほとりで、蛙の鳴き声よりも松を渡る風の音を聞きたいという趣旨の和歌を詠んだと伝えられている。すると不思議なことに、それ以来勝田の池では蛙が鳴かなくなり、あわせて池畔の松の枝も風に鳴ることがなくなったのだという。一首の和歌が場所そのものの性質を変えてしまったとする話であり、隠岐に残る後鳥羽院ゆかりの伝説の一つに数えられている。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成』第二期所収、百井塘雨の随筆『笈埃随筆』に記された話で、後鳥羽院ゆかりの伝説として伝えられている。
- 地域
- 島根県海士町
- 年代
- 鎌倉時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ