かぶといわ
甲岩
国内
場所・異界
- どんな話か
- 河野氏の一族七人が滅んだ古城跡の石が村人に祟り、七月十四日に祀られるようになった。
- 細部
- 古い城の跡に甲山と呼ばれる石があり、そのそばには梅の古木が立っている。ここで河野氏の一族七人が滅んだと伝えられ、その後、村の人々に祟りが及んだという。そこで毎年七月十四日を定めて祀りを行うようになった。滅亡した武士の記憶が岩と樹木に結び付けられ、日付を決めた年ごとの祭祀によって鎮められている。城跡という場所そのものが、滅んだ者の気配を留める場として扱われてきたことがわかる。
- 広まり方
- 1985年の『伊予の民俗』に載る佐々木正興「伊予の妖怪変化」による。
- 地域
- 愛媛県今治市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ