じょうえんぼうづか
浄円坊塚
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 出羽の羽黒山へ238回も日帰り往復したという俊足の僧、浄円を祀る塚で、いぼが治る信仰を集めている。
- 細部
- 東照宮の下、東側の延寿院にあるこの塚には、東照宮別当仙岳院の僧であった浄円が祀られている。浄円は足の速さで知られ、飯を釜にかけてまだ炊き上がらないうちに出羽の羽黒山まで往復してしまったという。師の坊が重病のとき最上の豆腐を食べたいと言うと、即座に買い求めてきたとも伝わる。生涯のうちに羽黒山へおよそ238回も往復したというこの僧は、元禄12年(1699年)、76歳で示寂した。塚には鉄のわらじや大小のわらじが奉納されており、水疣(いぼ)が治るという信仰があって、御礼に酒や餅を供える人が絶えないという。
- 広まり方
- 出典は『宮城縣史 民俗3』(1956年)の伝説「塚の部」。
- 地域
- 宮城県仙台市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ