おおいたのじょちゅうとちのにじむなます
大分の女中と血のにじむ膾
国内
場所・異界
- どんな話か
- 庄屋の女中が皿を割った責めを負って井戸に身投げし、以後その日に膾を作ると血がにじむと伝わる。
- 細部
- ある庄屋の家に仕えていた女中が、なますを盛るための皿を誤って割ってしまった。粗相をしたことを深く恥じ、みずから屋敷の井戸に身を投げて命を絶ったと伝えられる。それからというもの、女中が命を落としたのと同じ日の晩になますをこしらえると、切った具材から血がにじみ出るとされ、その家では代々この日にはなますを作ることを避けるようになったという。皿を割った落ち度から死を選んだ女性の霊が、料理そのものに影響を及ぼす形で語り継がれている点が特徴である。
- 広まり方
- 1982年の『加能民俗研究』に掲載された高谷重夫「皿屋敷伝説考」に記録がある。
- 地域
- 大分県大分市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ