いづなつかい
イヅナ使い
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 庄内町の廃寺に住み着いた旅の僧はイヅナ使いと噂され、管狐を袂に飼うとの評判が広まった。
- 細部
- 庄内町のある集落にあった廃寺に、昭和10年頃、占いを行う旅の僧が住み着いた。この僧はイヅナ使い、すなわち管狐を使役する者だと噂され、人々から恐れられる一方、その占いは評判となって繁盛したという。僧が着物を洗わないのは、袂の中に管狐を飼っているためだと言われ、占いの最中に右手を耳の辺りに掲げて小さく震わせながら話す様子は、管狐が耳元でささやく言葉を聞き取っているのを隠す仕草だと解釈された。この僧は4年ほどでいつの間にか姿を消したという。
- 広まり方
- 1954年の『山陰民俗』に掲載された戸川安章「イタカゾンと狐憑き」に記録がある。
- 地域
- 山形県庄内町
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ