いわばなのねずみ
岩鼻のねずみ
国内
場所・異界
- どんな話か
- 猫に追われた鼠が岩山を食い破り、その穴を千曲川が流れるようになったという地形の由来譚。
- 細部
- 坂城町の鼠宿と上田市下塩尻のあいだで千曲川に迫る絶壁を岩鼻と呼び、対岸の上半過にも大きな岩が突き出している。この二つはもとは一続きの岩山だったと語られる。坂城町南条で鼠が増えて手に負えなくなったため猫をけしかけたところ、追われた鼠が岩を噛み崩して穴を開け、そこへ川の水が通るようになったのだという。向かい合う岩が同じ山の名残であるという見立てから、獣同士の追跡劇として地形の成り立ちが説明されている。
- 広まり方
- 1987年刊の『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承、細川修・松本清人による石の伝説の項に載る。
- 地域
- 長野県上田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ