かしからのきかん
仮死からの帰還
国内
人型の怪異
- どんな話か
- イタコが若い頃に一度死にかけた際、花咲く道の先で船に乗ろうとしては遠ざかる体験をしたという語り。
- 細部
- イタコを務める話者が17歳のとき一度倒れて意識を失った。その間、花の咲く道を通って浜辺に大きな船を見つけ、乗ろうと近づくたびに船が遠ざかることを三度繰り返し、腹を立てて引き返したという。気づくと仏壇の前に寝かされており、周囲は死んだものと思って泣いていたところだったと伝わる。臨死体験を語る口伝えの一例。
- 広まり方
- 1997年刊『常民』所収の青森県西津軽郡車力村調査報告書(中央大学民俗研究会)に、イタコ本人の体験談として記録されている。
- 地域
- 青森県つがる市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ