けせんぬまのいたこのししゃくちよせ
気仙沼のイタコの死者口寄せ
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 唐桑のイタコは数珠と鉦で自己催眠に入り、死者に代わって語る口寄せを行う巫女である。
- 細部
- 唐桑に伝わるイタコはオカミとも呼ばれ、悪魔祓いや豊漁祈願、海上安全の祈祷、さらには吉凶の予言までを引き受ける存在である。祈祷にあたっては数珠を身にかけ、黒い頭布をかぶった姿で琴を弾き鉦を打ち鳴らす。三十分ほどそうしているうちに次第に自己催眠のような状態に入っていき、やがて死んだ人に成り代わって語り出すのだという。これを見聞きした周囲の人々は「仏がついてくる」と表現し、物音を立てずに合掌しながら静かにその言葉を聴くのが習わしだった。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗2』所収、漁村民俗(漁業に関する民俗)の項に記録がある。
- 地域
- 宮城県気仙沼市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ