いそう
異相
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 道頓堀にいた可坊という男は、頭が鋭く尖り目は丸く赤く、あごが猿に似た異様な容貌だったという。
- 細部
- 道頓堀のあたりに、可坊(べらぼう)と呼ばれる男がいたと伝えられている。その容貌は尋常でなく、頭の先端は錐のように鋭く尖り、目は丸く見開かれて赤みを帯び、あごの形は猿のそれによく似ていたという。実在した人物の際立った風貌が、そのまま怪異めいた逸話として書き残された例である。芝居町として名を馳せた道頓堀には、こうした異形の人物にまつわる話がほかにもいくつか書き留められている。
- 広まり方
- 1976年の『日本随筆大成第三期』所収、岡西惟中「消閑雑記」に記録がある。
- 地域
- 大阪府大阪市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ