いんか
陰火
国内
場所・異界
- どんな話か
- 落城の際に密告で水源を断たれ滅んだ城の言い伝えと、宝を埋めたという榎の下で夜な夜な陰火が燃える伝承。
- 細部
- 天正7年、上杉景勝の軍勢が城山高津谷の城へ攻め寄せた。このとき土ヶ谷村の老女が城内へ水を引く用水路の道筋を敵方に密告してしまい、それを知った上杉方は地中を探して樋を切断した。水を絶たれた城兵は渇きに苦しみ、次第に力を失っていったところを炎天下で攻め立てられ、ついに城は落ちたのだという。落城の後、その近くにある榎の木の下には、城主高津谷氏の宝物が埋められたと伝えられており、今も深夜になるとそこで陰火が燃えるのだという。
- 広まり方
- 『旅と伝説』1929年掲載、柳田國男「木思石語」に記録されている。
- 地域
- 新潟県長岡市
- 年代
- 安土桃山時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ