いいだのびゃっこがとまったじち
飯田の白狐が止まった寺地
国内
場所・異界
- どんな話か
- 白狐が歩みを止めた場所に寺を建て、境内へその狐を祀ったという矢高稲荷の縁起。
- 細部
- 足利の遺児である永寿丸に仕える人々のなかに琴の巧みな女性がおり、里人はその音色を聞き入るのを楽しみにしていたという。ある日、永寿丸は現れた白い狐に導かれて山を下り始めた。ところが途中で狐は動かなくなり、そこから先へは進まなかった。そこでその地に寺を構え、境内には道案内をした白狐を稲荷として祀った。動かなくなった獣が土地の選定そのものになるという、寺社の由来にしばしば見られる形をとっている。
- 広まり方
- 1984年の『伊那』所収、新井良男「鼎の伝説 正一位矢高稲荷神社の伝説」に記録がある。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 室町時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ