いこう
異香
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 光明寺の檀通和尚の荼毘の場に妙なる香が満ち、骨はことごとく舎利になったと伝えられる。
- 細部
- 光明寺に住した檀通和尚が世を去り、その亡骸を荼毘に付したときのこと、その場にはこの世のものとも思えない香りが立ちこめたという。焼き終えて拾い上げた骨はどれも舎利へと変じており、さらに残された五十粒ばかりの念珠が光を放ったとも伝えられる。徳の高い僧の死に際して尋常でない徴が現れるという型に沿った話で、香・舎利・発光という三つの奇瑞が重ねて語られている点に特色がある。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成』第二期に収める神谷養勇軒『新著聞集』に記録がある。
- 地域
- 神奈川県鎌倉市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ