しうん
紫雲
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 高僧の臨終に際して紫の雲が仏殿の上へたなびき、火葬の後の遺灰から舎利が得られたと記されている。
- 細部
- 寛永19年8月13日、この地の円常寺で実誉上人が最期を迎えた。そのとき仏殿の上には紫の雲がたなびいたと伝えられる。さらに荼毘に付したのち、残された灰の中から舎利が見出されたという。徳の高い僧が世を去る際に現れる瑞相として語られる型の話であり、空にかかった雲の色と、遺灰から出た舎利という二つのしるしが並べて書きとめられている点に特徴がある。近世の随筆が寺の出来事を書き残した例でもある。
- 広まり方
- 1974年刊行の『日本随筆大成』第二期に収める神谷養勇軒『新著聞集』に記されている。
- 地域
- 滋賀県彦根市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ