しっとからぬけでたつまのいきりょう
嫉妬から抜け出た妻の生霊
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 奉公人の才覚に嫉妬した主人の妻の生霊が、夜昼問わずその奉公人を悩ませた話。
- 細部
- ある屋敷では、出居衆(奉公人)の才覚や働きぶりをねたんだ主人の妻から生霊が抜け出し、昼夜の別なくその奉公人を悩ませた。事情を知った主人が妻に改心を説くと、生霊による苦しみは止んだ。中央区の話として、『新著聞集』(神谷養勇軒)を収める『日本随筆大成第2期』(1974年)に記録されている。『新著聞集』は寛延2年(1749年)刊の説話集で、諸国の逸話や奇談などを集めた全8巻18篇377話の書物である。神谷養勇軒は著者というより編者にあたると考証されている。
- 広まり方
- 『日本随筆大成』第二期所収の神谷養勇軒『新著聞集』に記される。
- 地域
- 東京都中央区
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ