いきかえったしにん
生き返った死人
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 棺に納めて役場へ運ぶ途中、中から声がして死人が息を吹き返し、遠い道を歩いていたら名を呼ばれて戻ったと語ったという。
- 細部
- まんのう町であった出来事として伝わる。ある家で人が亡くなり、遺体を棺桶に納めて役場まで運んでいたところ、途中で棺の中から物音がして、亡くなったはずの人が息を吹き返した。本人が語るところによると、気がつくとどこか見知らぬ遠い場所を先へ先へと歩いていて、そこへ後ろから自分の名前を呼ぶ声が聞こえたため、それに引かれるようにして戻ってきたのだという。ただし、この人は生き返ってから十日ほどのちに、再び息を引き取ってしまったと伝えられている。
- 広まり方
- 1983年の『四国民俗』所収、武田明「仲多度郡琴南町美合の聞書」に記録がある。
- 地域
- 香川県まんのう町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ