いきかえったむすめ
生き返った娘
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 病死し黄金の森に葬られた按司の娘が熱病で気絶しただけで蘇生し、雨宿りの男を通じて両親に生存を知らせたという。
- 細部
- 南風原町に伝わる話で、兼城の按司には二人の娘がいた。一人は中山の王妃となったが、もう一人は父母のもとで暮らしていた。この娘が病にかかって亡くなったとされ、両親は嘆きながら娘を黄金の森に葬った。ところが死後三日目の朝、安平田という男がその森で雨宿りをしていると、葬られたはずの娘が姿を現す。娘は熱病で気を失っていただけなのに埋葬されてしまったのだと語り、生き返ったことを両親に伝えてほしいと男に頼んだ。男が城へ知らせると、娘は桑と篠で作ったサンによってお払いを受けたのち、無事に城へ戻ることができたという。
- 広まり方
- 2003年の『沖縄県立博物館紀要』に掲載された園原謙「大正時代における沖縄県の文化財指定関連の行政文書について」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県南風原町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ