どうだいらのいけのみず
堂平の池の水
国内
場所・異界
- どんな話か
- どんな日照りでも涸れず、水を替え干せば必ず雨が降ると伝えられた池。
- 細部
- 堂平にあるこの池は、どれほど日照りが続いても干上がったことがないと語られてきた。そして旱魃が長引いたときには、あえて池の水を抜いて干す。そうすれば必ず雨が降るというのである。涸れないはずの水を人の手で失わせることで水の主を怒らせ、あるいは動かして雨を招くという発想で、各地の雨乞いに見られる型と重なる。涸れない池という日常の観察と、干すという非日常の作法とが一対になって、この池を特別な場所にしていた。
- 広まり方
- 1989年刊『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の口頭伝承の章、池の伝説の項に載る。
- 地域
- 長野県辰野町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ