いけなかのくら
池中の鞍
国内
場所・異界
- どんな話か
- 長享2年、一向一揆に攻められ滅んだ富樫政親が馬もろとも池に沈み、晴れた日には池底に鞍が見えると伝わる。
- 細部
- 倉嶽村にあったとされる富樫政親の居城は、長享二年六月八日、一向宗の門徒による大規模な攻撃を受けて陥落した。追い詰められた政親は乗っていた馬とともに近くの池へ身を投じ、そのまま二度と浮かび上がらなかったと伝えられる。以来、天気の良い日にこの池をのぞき込むと、水底に沈んだ鞍の姿がうっすらと見て取れるのだという。とりわけ命日にあたる六月八日には、その鞍が水面近くまで浮かび上がってくるとも語られている。
- 広まり方
- 1913年の『郷土研究』に掲載された、京都下鴨村金澤生「池中の鞍」に記録がある。
- 地域
- 石川県金沢市
- 年代
- 室町時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ